庚申って
さて、庚申塔は「こうしんとう」と呼ぶようです。
庚申塔は、中国から伝来した道教と関係のある庚申信仰によって建てられた石塔のことでで、庚申講を3年間(18回)続けた記念に建立されることが多いようです。
庚申講は、人間の体内にいるという三尸虫(さんしちゅう)という3匹の虫が、寝ている間に悪事を告げ口しに行くのを防ぐために、夜通し眠らないで宴会などをしたのだそうです。
ちなみに、3匹の虫は・・・、
①上尸:青古(せいこ・導師の形)といって、耳を聞こえなくさせたり鼻詰まりなどの災いをもたらす虫
②中尸:白姑(はくこ・獣、狛犬のような形)で神経衰弱や胃腸障害や心肺の障害等を引き起こす虫
③下尸:血尸(けっし・牛の頭が着いた足)で精力減退や足の病等をもたらす虫
どんな宴会・・・、講をしていたのでしょうね。2ヶ月に1回の宴会を3年間続ける信仰・・・。なんだかフシギな信仰ですね。
先人たちの願いを感じることのできる私の住むまち「にらさき」は素敵だと思う。
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