村の鎮守~石宮神社~
龍岡町を流れる割羽沢(わっぱざわ)、その川沿い近くにある鎮守です。土地の名前も石宮です。
いつもの『韮崎市誌』を見てみると、大きな石のあることからこの地が信仰の場となったといったようなことが書かれています。
そこで、本殿の裏を覗かせていただくと・・・。
・・・でかい・・・石というよりも、巨石と呼んだほうが・・・。。。
名前の由来となったといわれる巨石がありました。上は平坦なようです。きっとこの鎮守の祭神「石凝姥命(いしこりどめのみこと)」が鎮座されていると、先人達の目には映ったのではないでしょうか?
ちなみに「石凝姥命」は天照大神が岩戸に隠れた際に岩戸から出てくるために作られた八咫鏡(やたのかがみ)を製作した神様です。そんなところから、鋳物や金属加工の神様として信仰されることが多いようです。ということは、この周辺に鋳物をおこなっていたムラでもあったのかな~?
各地区に鎮守があります。それ自体は珍しいことではないかもしれません。でも、その地域にとってはとても大切な鎮守様なのです。そして、そこには先人達のいろいろな想いがつまっているはずなのです。立ち寄って、そんな想いを考えてみることのできる私の住むまち「にらさき」は素敵だと思う。
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