村の鎮守~黒駒明神2~
昨日に引き続き黒駒明神こと御名方神社さんのお話です。
神社の拝殿の右側にお屋敷の形をした祠が5個並んでいました。近づいてみると、「安政」という年号が刻まれていました。江戸時代に作られた祠なんだな~と思い、この神社の先代の氏子さんたちの信仰心の深さに感動していたところで、ふと疑問…。
ナゼ同じ年に同じような祠を5つも並べたのか?気になって仕方がないのでちょっと調べて見ました。今回は『韮崎の石造物』という立派なケースに入った石造物の写真集みたいな本です。
南から津島・思兼・鹿島・東照・疱瘡の神様が祀られているそうです。
津島は疫病除けの神様。。思兼は学問や知識の神様。。鹿島は軍神の神様。。東照は徳川家康さん。。疱瘡は天然痘を追放する鎮西八郎為朝。。
黒駒大明神さんへお参りに行けば、他の神様にもお願い事ができるのです。それにしても見た目には祠はどれも同じような感じだけど、神様によって何か特徴があるのでしょうか?
そういえば、安政って確かペリーがやってきて日米和親条約を結んだり、桜田門外の変なんかがあったような・・・。
地域にたくさんの神様が祀られていて、神様に守られて、そのことに感謝する。そんな風景の残る私の住むまちは素敵だと思う。
スピーディーさを求められている現代社会。でも立ち止まって身近なことを見直すことも必要ですよね。「スピードの出しすぎに注意!」っていう看板よく見かけますもんね!早ければいいってもんじゃないんだよな~。
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コメント
この神社は、国志に黒駒明神のことであると書かれていますよね。
投稿: nobucyan | 2007年7月24日 (火) 19時46分
nobucyanさん、そうですね。甲斐国志にでていますね。それにしても甲斐国志って本当に地域のことを丹念に調べてあって、脱帽です。
投稿: oberisuku | 2007年8月 9日 (木) 06時58分