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身近な花~イカリソウ~

アスファルトの道でも野山でも何も考えずに歩いていたら足元の生命には気がつかないのかもしれないですね。東京からこのまちに来て10年、そんなことを考えてしまいます。
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さて、本日は野山に咲く身近な花、「イカリソウ」です。とても小さくて、歩いていても気がつきません。でも、足元にどんな生命があるのかな?と、そんなことを思って歩いていれば目に飛び込んできます。
淡い紫色、そして舟のイカリの形をした花、自然の造形美には感服するしかありません。さらには、その自然の造形美を目にした先人達の名前の付け方にも感服です。

そんな感服することもあったのですが・・・、

ちょっとした里山に入って思ったのは、山蛭がやたらと多かったことです。今の山はあまり管理されていなくて昼間でもうっそうとしていて暗くジメジメした場所が多いのです。今や薪を使うこともなく、林業も決して盛んではないから、山を管理する人が少なくなって、山が荒れているということなのでしょうか?あと、あまりにも無残で写真を撮るのをやめましたが、鹿が木の皮をやたらとむいた痕跡があちこちにあるのです。鹿の食料も少なくなるくらい山が荒れているのか?鹿が増えすぎているのか?いろいろ考えさせられた一日でした。

身近なことに気がつくことは決して素敵なことばかりではありません。自然の乱れにも気がつくことがあります。でも、素敵なことも、乱れも、このまちに住んだからこそ気づくことができる、だからこそ私の住むまちは素敵だと思う。

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コメント

素敵な町にすんでいらっしゃるのですね。
イカリソウはうんと山奥でないと見かけなくなりました。ただ鹿が最近、里山まで降りてきました。
山奥には食料がなくなってしまったのでしょうか?
それとも天候の乱れから、なのでしょうか?
人間に殺される前に、棲家へ帰ったほうが良いのにね。

投稿: akaihusen | 2007年5月 4日 (金) 23時11分

赤い風船さんコメントありがとうございます。今や天敵のいなくなってしまった鹿さん達…、住む所も少なくなってしまって、人口じゃなくて鹿口も増加の一途、自然のバランスが崩れているということなのでしょうね。
イカリソウさすがに、道端ではお目にかかることはないですが、里山の麓に、さりげなく咲いていました。本日は海に行くには遠いので里山へ行ってきます。

投稿: oberisuku | 2007年5月 5日 (土) 08時17分

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